拡張性・信頼性を強化した最新インテル Xeonプロセッサー E7ファミリー搭載の「HP ProLiant サーバー」3機種を発表
- 仮想環境向け運用管理ソリューションのラインアップとして「VMware vCloud Director」等のOEM販売を開始 -
2011年5月12日
日本ヒューレット・パッカード株式会社
今回発表する「HP ProLiant サーバー」の機能強化モデルは、ラックマウント型「HP ProLiant DL580 G7(以下、DL580 G7)」、ブレード型「HP ProLiant BL620c G7(以下、BL620c G7)」および「HP ProLiant BL680c G7(以下、BL680c G7)」の3機種です。
いずれも、最新インテル Xeonプロセッサー E7ファミリーを搭載しており、従来のインテル Xeon プロセッサー 6500/7500番台(最大1P/8コア、16GBメモリ)搭載モデルに比べ、コア数を最大10コアまで増強し、仮想環境におけるプロセッサー数の集約を図ることにより、ソフトウェアライセンス費用の大幅削減し、TCO改善を支援します。
また、32GBメモリのサポートによりメモリ搭載容量を2倍に拡張したことにより、大容量のメモリが必要となるクライアント統合環境においても高いパフォーマンスを実現します。さらに、豊富なメモリスロットを利用して安価に大容量メモリ構成が可能となり、ミラーメモリ構成では特に大幅なコスト削減効果を発揮します。
このほか、ブレード型モデルでは、ネットワークに10Gb CNAを標準搭載しており、仮想化集約時に求められる高いI/Oパフォーマンスを提供します。
さらにサーバープラットフォームの信頼性向上を図る機能として、2つのDRAM障害を保護する「Double Device Data Correction」を新たに実装します。また、オンラインスペアメモリやミラーメモリサポート、HP Memory Quarantine Ready(以下、MCAリカバリー)など、様々な信頼性機能を提供することで可用性・信頼性の強化を実現します。
なお、今回の「HP ProLiant サーバー」機能強化モデル3機種のリリースにあわせ「VMware vCloud Director」をはじめとする3製品のOEM販売を開始します。「VMware vCloud Director」は、仮想マシンの提供から支払いプロセスなど、クラウド環境の管理、制御が可能で、これによりVMware環境において複数のテナント対応するサービスポータルを提供することができるようになります。また、「VMware vShieldファミリー」は、仮想環境およびクラウド環境に対応したセキュリティ機能を提供します。これにより、仮想環境向け運用管理ソリューションのラインアップを拡充し、日本HPのもつ「HP BladeSystem Matrix」や「HP Insight ソフトウェア」を補完する製品として、お客様の多様な仮想化、クラウド環境の運用ニーズに柔軟に対応します。さらに「VMware vCenter CapacityIQ」は、仮想環境管理ツールVMware vCenterにキャパシティ管理機能を拡張し、将来的なシステム拡張の計画立案を支援します。
<今回発表の新製品>
製品名 | 価格 | 販売開始日 |
HP ProLiant DL580 G7 | 1,614,900円
(税抜1,538,000円) | 5月12日
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HP ProLiant BL620c G7 | 1,147,650円
(税抜1,093,000円) | 5月12日
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HP ProLiant BL680c G7 | 2,291,100円
(税抜2,182,000円) | 5月12日 |
VMware vCloud Director | 445,200円
(税抜424,000円) | 5月12日
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VMware vShieldファミリー | 149,100円
(税抜142,000円) | 5月12日
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VMware vCenter CapacityIQ | 222,600円
(税抜212,000円) | 5月12日
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<インテル Xeonプロセッサー E7ファミリー搭載サーバーの特長>
●DL580 G7
パフォーマンス、拡張性、信頼性をさらに向上し、仮想化やデータベース、サーバー統合に最適なラックマウント型のスケールアップサーバーです。主な特長は以下の通り。
・インテル Xeon プロセッサー E7ファミリーを最大4基搭載(4P/40C)
・64個のDIMMスロットで最大2TBメモリをサポート
・SAS最大搭載容量を4.8TBに拡張
・「Double Device Data Correction」により2つのDRAM障害を保護
・オンラインスペアメモリ、ミラーメモリをサポート
・MCAリカバリーなど様々なRAS機能を実装
●BL620c G7
従来の2Pサーバーを大幅に上回る拡張性を提供するブレード型サーバーです。インテル Xeon プロセッサー E7ファミリーを2基、20コア搭載可能で、サーバー統合に利用することでソフトウェアライセンス費用や保守費用・電力費用を削減でき、TCO削減に貢献します。主な特長は以下の通り。
・インテル Xeon プロセッサー E7ファミリーを最大2基搭載(2P/20C)
・32個のDIMMスロットで最大1TBメモリをサポート
・最大16の物理ポートを実装可能(FlexNIC/HBA対応)
・Intel Xeon E7-8837 2.67GHzプロセッサーをCTOで搭載可能
・「Double Device Data Correction」により2つのDRAM障害を保護
・オンラインスペアメモリ、ミラーメモリをサポート
・MCAリカバリーなど様々なRAS機能を実装
・オンボードでCNAを4ポート標準搭載
・VC FlexFabricと組み合わせることで、標準搭載のネットワークポートを最大16ポートに分割し、NIC/FCoE/iSCSI HBAとして利用可能
・分割された各ポートを100Mbから10Gbまで自由に設定可能
● BL680c G7
高いパフォーマンスを省スペースで提供するブレード型サーバーです。インテル Xeon プロセッサー E7ファミリーを4基、40コア搭載可能で、BL620c G7同様サーバー統合に利用することでソフトウェアライセンス、保守、電力費用をTCO削減を実現します。主な特長は以下の通り。
・インテル Xeon プロセッサー E7ファミリーを最大4基搭載(4P/40C)
・64個のDIMMスロットで最大2TBメモリをサポート
・最大32の物理ポートを実装可能(FlexNIC/HBA対応)
・「Double Device Data Correction」により2つのDRAM障害を保護
・オンラインスペアメモリ、ミラーメモリをサポート
・MCAリカバリーなど様々なRAS機能を実装
・オンボードでCNAを6ポート標準搭載
・VC FlexFabricと組み合わせることで、標準搭載のネットワークポートを最大16ポートに分割し、NIC/FCoE/iSCSI HBAとして利用可能
・分割された各ポートを100Mbから10Gbまで自由に設定可能
■新製品に関する製品情報は以下のURLを参照してください。
http://www.hp.com/jp/proliant_20110512
■日本HPプレスルーム
http://www.hp.com/jp/pressroom/
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文中の社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。
■ お客様からのお問い合わせ先:
カスタマー・インフォメーションセンター TEL: 03-6416-6660
ホームページ: http://www.hp.com/jp/
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